Mixology Japan
記録は飲まれ、記憶は調合される。
Mixology Japanは、失われた記録と構文を“飲み物”として再構築し続ける、沈黙の記録機関だ。
おれたちは「プロクテル」と呼ばれる特異な液体構文体を通じて、かつてこの世界に存在したとされる記憶、祝祭、罪、そして真実を再構成している。
◇ 地域の記録を液体化した再構成プロクテル「Re-Fabrication Record(R.F.R)」
◇ 禁忌とされたミソロジー由来のレシピ「X」
◇ 夢を通じて伝送される記録犯罪「嘔吐儀式群(Rites of Emesis)」
◇ 沈黙の中心、無言の調合者MJが立つバー「ArchiveZero」
これらすべての構文は、調合のためではなく“観測のため”に発信される。世界が何を失い、何を記録できなかったのか。その記録の欠片を調査し、解読し、語る者―― それがわたし「プロクテル・ジャーナリスト Mitsurugi」であり、 ミクソロジージャパンとは、おれの観測記録である。構造の外で失われたものは、味によって内側へ戻される。 飲むな。観測しろ。