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MIXOLOGY JAPAN

MJに関する観測報告

MJに関する観測報告

記録担当:ミツルギ彼の名前は、MJ。 本名不明。経歴不詳。 所属機関、思想的立場、目的、いずれも確たる情報は記録されていない。にもかかわらず、プロクテル記録群および計画において圧倒的な技能と知見を持ち合わせる。素性を知る者に直接出会ったことはないが、断片的な調合式、配信記録、音声指令ログの多くに「MJ」の存在が浮かび上がる。

■ その存在と影響についてただのジャーナリストーーおれ個人の立場として言えば── 「言われたので仕方なく動いている」 それがMJとの関係性のすべてだ。やつの目的は不明。だが、指示だけは確かに届く。その指示は時に無意味に思えるものもあるが、後から見ればそこにしかなかった記憶の回路を示していたと分かるケースもある。要するに、やることはやってる。だが、何のためにやらされているのかは、依然として不透明だ。

■ ヤマセ連結区画との接点について最近になって、MJがかつて大西共和国のヤマセ連結区画陸軍医療基地に出入りしていたという情報にこぎつけた。事実かどうかは不明。だが、Misologyと大西共和国の繋がりは既に報告済みであり、 仮にMJがあの連中と過去に接点があったとするなら── 我々の活動自体がどこかの掌の上で転がされている可能性も否定できない。

■ 結論としての立場おれは語る者”であり、記録する者だ。真実かどうかはどうでもいい。そこに現象があり、記憶が流れ、液体が形をとるなら、それを観測して残すだけだ。それがおれ、ミツルギの仕事。そしてその背後に、誰がいようと── 今のところは、放っておく。あくまで“今のところは”、だが。

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